電子カルテ入力ユーザとして電子カルテに求めるもの

千年カルテを支える組織論


京都大学 大学院医学研究科 EHR共同研究講座 粂 直人




現在,千年カルテプロジェクトに賛同する病院が100を超え,順次病院からのMMLデータが出力され始めている.またビジネスモデルとして想定している,次世代医療基盤法配下での認定事業の開始が目前に迫っている.

今後出力されてくるデータの制約や,認定事業で利用可能なデータの特性などを正しく把握し,顧客に必要な情報をどのような形で届けていくのか,サービスサイドの詳細な設計が必要になっている.一方で,サービスを支える日本医療ネットワーク協会(JMNA)を中心とした組織構成はサービスの規模に追いついているとは言い難く,今後のサービス展開には各社の協力と統制が必要となっている.データの利活用とそれを実現する組織体制について提案する.