使いやすい(インタラクトしやすい)
コンピュータとはどういうことなのか

大橋 克洋



新しい操作の学習は最小限に

直感的に判断し処理できること

不要なものは視野から遠ざけ必要なもののみ手元にあること

なるべくシンプルにかつ機能的に

即座に判断できないものはストレスになる

日常生活で学習された知識により操作できること

あるいはなるべく世界標準のものを採用する

機能はなるべく絞り込むこと

基本操作は10個以内が理想


ストレスはなるべく少なく

いろいろな入力方法が選べること
おなじ場面でもマウス、キーボードどちらでも使えるなど

自分の環境にカスタマイズできること
特にドクターの好みは十人十色

やりたいことが、すぐできること

人間の思考はあちこちに飛ぶ、すぐに実行し元へ戻れること

自分のおかれた状況を把握できること

「私は誰、私は何処」状態にしないこと

使う場所を選ばないこと
一定の部屋の一定の場所でないと使えないのでは最悪


いかに快適で楽しい仕事ができるか

何らかのレスポンスがあること
レスポンスがあれば待つことに耐えられる

操作に楽しみを

何かご褒美があると嬉しい、意欲がわく

どんな姿勢でも操作できること
中腰の姿勢や立ったままでも利用できるとありがたい


SeaGaia meeting 1996.5.17..1996.5.19
update:1996.5.21 by ohashi@ocean.linc.or.jp