医療ソリューション体系
『@HEALTHCAREVISION』(ヘルスケアビジョン)について

〜医療ビッグバン時代に向けて介護・電子カルテ・病院経営支援まで幅広く提案いたします〜

 

山下信哉,安東 肇,山口 智久
富士通株式会社 医療システム事業部 


当社は、医療ビッグバン時代に向け、医療機関をトータルにサポートするサービス、ソフトウェア、ハードウェアを組みあわせた各種ソリューションを業界に先駆け体系化し、『@HEALTHCAREVISION』として、発表いたしました。

わが国の医療環境は、2010年に5人に1人は65歳以上の高齢者という少子高齢化社会に向かって大きな変革期にさしかかっており、厚生省は、2000年に「公的介護保険制度」の導入や、日本版DRG/PPS(*1)の試行、薬価制度の改革、病院の機能分化など医療費抑制の強化に取り組んでおります。これら医療保険制度の改革により、医療機関はますます厳しい経営環境を迎え、医療サービスの向上と戦略的病院経営の両立は重要課題となっております。

当社は、昭和44年より医療情報システム「HOPE(ホープ)」シリーズを提供し、累計約18,000システム(2月末現在)の販売実績があります。これらの豊富な経験と実績をもとに、「富士通の総合力」を結集し、トータルソリューション『@HEALTHCAREVISION』として体系化し、さらに、顧客の視点「カスタマ・フォーカス」より3つのソリューションに分類し、対応するパッケージ6商品を新たに提供いたします。

 

【『@HEALTHCAREVISION』の3つのソリューション】

「@HEALTHCAREVISION」は、従来の医事システムやオーダリングシステムから、今後のカルテ・レセプトの電子化、コスト管理を中心とした経営支援まで幅広くカバーしています。さらに、保健・医療・福祉情報をネットワーク化し、医療機関の情報システムを統合的にサポートするソリューションです。

 

1 介護サービスソリューション

1)『介護事業者支援システム』            
指定居宅介護支援事業者、居宅介護サービス事業者、および施設介護サービス事業者の業務を支援します。

2)『介護サービスネットワークシステム』      

自治体、介護サービス事業者、かかりつけ医、要介護者間のシステムを連携します。

2 電子カルテソリューション

1)『HOPE/EGMAIN-EXホープ゚/イージーメイン-イイーエックス)』   
従来のオーダリングシステムパッケージ「HOPE/EGMAIN」を継承し、診療支援機能を大幅に強化した病院向けの電子カルテシステムです。

2)『HOPE/Dr'note(ホープ゚/ドクターズノート』(仮称)    

レセプトシステムと連携が可能な診療所向けの電子カルテシステムを提供します。

今後は、これらを中核に導入企画からデータバックアップを含む運用サービスまで一貫して支援する予定です。

3 病院BPRソリューション

1)『BPR(*2)オーダリングシステム』       
中規模病院(100床〜300床程度)向け短期(3ケ月)安定稼働型オーダリングシステムです。

2)『コストマネジメントシステム』        

経営支援データウェアハウスを簡易に構築し、コスト管理を支援するシステムを提供します。

【注釈】

(*1)DRG(Diagnostic Related Groups) : 診断群別患者分類

PPS (Prospective Payment System) :包括事前支払い方式

(*2)BPR(Business Process Reengineering) : 業務改革

 

【『@HEALTHCAREVISION』の特長】

1. 介護サービスソリューション

1) 介護事業者支援システム
(1) 本システムは、介護保険対象サービス(訪問看護、訪問介護、通所リハビリ、通所介護、施設介護等)を網羅し、介護サービス事業者のさまざまな事業形態に合わせた最適なシステムを構築します。

(2)第三セクター、民間事業者にとって必須機能である経営支援機能を提供します。 

  【動作環境】

サーバ:
GRANPOWER5000シリーズ、 またはFMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
クライアント:
FMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0
またはMicrosoft(R) Windows95以上

2) 介護サービスネットワークシステム

(1)介護サービス事業者内の各サブシステム間、並びに自治体・他の介護サービス事業者・医療機関(かかりつけ医)・要介護者間をネットワーク化し、要介護者情報の一元管理により最適なケアプランの作成と介護サービスの実施を支援します。

(2)医療機関(かかりつけ医)との電子カルテネットワークにも対応し、要介護者に対する医学的管理を強力に支援します。

  【動作環境】

サーバ:
GRANPOWER5000シリーズ、 またはFMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
クライアント:
FMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0またはMicrosoft(R) Windows95以上 

2.電子カルテソリューション

1)病院電子カルテシステム『HOPE/EGMAIN-EX』

  1. 導入企画・構築・運用までを一貫して支援します。
  2. 従来のオーダリングシステムパッケージ「HOPE/EGMAIN」の資産を継承し、シェーマ(人体のスケッチ図)、テンプレート、マスタ等のコンテンツを充実するなど診療支援機能を大幅に強化しました。
  3. 国内最大規模を誇るデータバックアップサービスや、ノンストップサポートを実現してまいります。
  4. SGML(*3)、XML(*4)などの標準化技術により診療情報を共有し、チーム医療・ネットワーク医療を支援します。
    また、システム間インタフェースには、国際標準であるHL7(*5)、 DICOM(*6)や国内で標準化されたMML(*7)、MERIT-9(*8)を採用し、医療機関連携を実現します。
  5. 指紋認証、改ざん防止等、高度なセキュリティを実現します。
  6. 当面は、大規模病院(約300床以上)を対象に販売活動を行います。

 

    【動作環境】

サーバ:
GP7000Fファミリー、 Solaris 2.7
クライアント:
FMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0

 

2) 診療所電子カルテシステム『HOPE/Dr'note(仮称)』

  1. レセプトシステムとのシームレスな連携を実現しました。
  2. 検査結果のグラフ表示、参照画像表示等により、視覚的に症状を患者に伝えることができ、患者サービスの向上が図れます。
  3. SGML、XMLなどの標準化技術により診療情報を共有し、地域におけるネットワーク医療を支援します。また、システム間インタフェースには、国際標準であるHL7や国内で標準化されたMML、MERIT-9を採用し、医療機関連携を実現します。
  4. 往診時でも電子カルテシステムをモバイル利用し、データの入力、参照が可能です。
  5. 指紋認証、改ざん防止等、高度なセキュリティを実現します。

     【動作環境】

サーバ:
GRANPOWER5000シリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
クライアント:
FMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0

参考図

1.システム構成と要素技術(スライド1)

2.HOPE/EGMAIN-EX画面例(スライド2)

3.HOPE/Dr'note(仮称)画面例(スライド3)

 

3.病院BPRソリューション

1) BPRオーダリングシステム

  1. 全国160ユーザでのオーダリング構築ノウハウを生かし、ターンキー型システム(ノンカスタマイズ、イージーメンテナンス型パッケージ)を提供します。本システムは短期安定稼働(3カ月 )を目指します。
  2. オーダリングシステムからレセプトシステムまでのシームレスな連携を実現します。
  3. オプションサービスにより、各種マスタライブラリや、画面作成等の支援ツールの提供により、導入作業の効率化を図ります。

 

  【動作環境】
サーバ:
GRANPOWER5000シリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
クライアント:
FMVシリーズ
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0

2)コストマネージメントシステム

  1. 経営支援データウェアハウスを簡易に構築し、患者数、病床稼働情報、収益情報等の経営情報をイントラネットで提供します。また、DRG/PPS時代に対応したコスト管理を支援します。
  2. 当面は中規模病院(100床〜300床程度)を対象として販売してまいります。

      【動作環境】

    サーバ:
    GRANPOWER5000シリーズ
    Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0
    クライアント:
    FMVシリーズ
    Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0

 

※ 記載の商品名などは、各社の商標および登録商標です。

【注釈】(*3)SGML :Standard Generalized Markup Language :標準一般化マーク付け言語

(*4)XML :eXtensible Markup Language:拡張可能マークアップ言語

(*5)HL7 :Health Level 7:医療情報交換規約

(*6)DICOM:Digital Image and Communication in Medicine:画像情報交換規格

(*7)MML :Medical MarkupLanguage:診療情報交換・保存のための標準規約

(*8)MERIT-9:MEdical Records,Images,Texts,-InformationeXchenge:医療情報交換規格運用指針